りとすら

書きたいことがあんまりありません

卒論を書く前に読んでおきたい『理科系の作文技術』

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

 81年出版で、うちの親父も仕事で読んでいたという名著。
 ゼミの教授推奨の、日本人による日本人のための日本人のための日本語の作文技術全般。


 日本語の国語教育って手紙の書き方とか教えるくせに、パラグラフライティングとか作文技術教えないよな。国語のテストで聞かれてもほとんど100字以内の筆記ですむし、パラグラフごとに主題を分けて書くこと、論理構造をどうしろ、ってことに関して教育システムが皆無。
 わかりづらい文章が許されているからこそ、どんどんと書き方がヘタになっていって・・・っていうデフレスパイラル


 文章表現の豊かさを認めるのは面白いけれど、説明的文章だとか論説文の書き方ってのはどこかでやってもいいし、レポートの書き方なんかを必修にしてもいいと思う。