りとすら

書きたいことがあんまりありません

2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

イノセンス論。最終考。だと思う。

やはり他者との対話の中から真の知が生まれるのはソクラテスの時から解りきっていた事であって、 そう言う観点からみて自分の学校の先生との討論はとても有意義なものになり得る。もともと先生に何故なりたかったのかを彼らの視点で考えた時 生徒との対話は…

ハラウェイ

ハラウェイの元ネタ発見。ダナ・ハラウェイ サイボーグ──我々の敵対するものではない存在としてのサイボーグ──の想像力をシリアスに受けとめると、いくつかの結論が導かれる。我々のからだは我々自身のもの(our Bodies, ourselves)──身体は、権力とアイデ…

オープニングの映り込み

オシイが散々言ってたことなんだが、 「少女の姿をした人形=アンドロイドが 人間の男と動物を見つめるという構図がこの映画の全て」 なのか。択捉の人形を思い出して、何か胸に痞えるものがあった。

イノセンス―否定論―

あえて否定してみることによって その作品が逆説的に素晴らしいことを証明できる事もあるだろう。というわけで、否定してみようと思う。 ・・・まず、 オシイよ。作品のメッセージはもっと絞ってくれ。 と言いたい。いくら自由だからって、やる事の幅が広す…

イノセンス―トラバを踏まえて―その一

ありがたい事にトラバが成されていたのでそれを踏まえてもう一考。現実と虚構の壁の崩壊 世界が終わるのをよくよく考えてみれば 現実と虚構の壁の無力化はアヴァロンで描かれていたし、 イノセンスを考える上でうる星も無視できない。 以前、このサイトでも…

新ためてイノセンス

最近、検索ワードでイノセンスで辿りつく人が多いらしく、 今一度イノセンスについて考えてみようと思う。 サブテキストナシで。まず第一にイノセンスの持つ性質について。 ・イノセンスはオシイ監督の趣味が100㌫詰め込まれたある意味趣味のようなものであ…