りとすら

書きたいことがあんまりありません

米やんのマンガ図書館ができるお!

 コミケの神こと米やんが2006年に死去しましたが、実は明治大学の出身らしく、蔵書(というか在庫)がうちの大学に寄贈されることになりました。
 で、その数が凄いね。もう一人の人間の所有物じゃないね。

―――米沢嘉博記念図書館TOP
 推計で10数万冊あるんだとか。

 で、閉架図書が異常に多くなってしまって、本末転倒な気もするんだけど、どうーなんだろ。



 現在の準備会協同代表より

 米沢嘉博と言えば、世間的には、コミックマーケット準備会代表あるいはマンガ評論家としての印象が強いかもしれませんが、その関心領域は、マンガに限らずサブカルチャー全般に及びました。音楽、映画、SF、古書、エロ・グロ・ナンセンス……。多様なジャンルに興味を示し、様々な仕事をものしてきました。そうした仕事上の必要と個人的な趣味は渾然一体となっており、その死後、数千箱にも及ぶ膨大な蔵書が遺されることになりました。今般、その米沢のコレクションを、米沢の母校でもある明治大学に寄託・寄贈することで「米沢嘉博記念図書館」が誕生し、研究者をはじめとする様々な方々に活用していただく仕組みが成立したことは、米沢によって育てられたコミックマーケット準備会にとっても誠に喜ばしい限りです。


 コミックマーケットは同人誌というメディアに特化してはいますが、可能な限り自由で新しい表現・作品をアピールする「場」、ファン活動におけるコミュニケーションの「場」、新たな可能性を求める人たちが作品に出会える「場」であらんと30年以上活動を続けてきました。一方で、図書館は、様々な資料を収集し、整理し、保存し、提供する「場」としての機能を有しており、新しい知の出会いや発見の礎となってきました。この米沢嘉博記念図書館という「場」からも、こうした新しい何かが生まれてくることを期待してやみません。


 ただひとつ。激しく言えるのは・・・


 行きたい。