- 作者: 芹沢一也
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2009/03/06
- メディア: 新書
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「凶悪犯罪は増加していない」「子供の犯罪は凶悪化してない」など、新書っぽい知識もあるけど、それくらい知ってるwww
ただ、いろいろと勉強になる点は多いのは、そこらへんの死刑関係の本よりも感情論抜きだからか。なるほど刑法39条で、どうか決まるんね。
で、心神喪失って精神科医しか判定できないのね。それおかしいじゃん司法の手じゃないじゃん。っていう。
しかも精神科って「物語を紡ぎだす」のをメインとしているから、必然的に警察・検察の仕事である「動機作り」に参与することになってしまう。
次のポイント。
セキュリティの強化は、民意の反映。民意としては体感治安が悪化してるのはまー報道のせいだよね。んでそれを積極的に利用する。権力側への要求として。
この権力への要求のポイントが理解しづらい・・・ごめん頭悪くて。
39条のポイントはわかりやすかっただけに悲しい・・・
「権力の両義性」と萱野との対談でやっとターム化されるんだけど、これを早く出せと。小一時間。
体感治安に関しては、どうにもしようがないな。「人はおおむね自分で思うほどには幸福でも不幸でもない」ってのは通用しねーかんな。幸福とか不幸ってのは主観的でしかねーから。