りとすら

書きたいことがあんまりありません

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

森見登美彦『太陽の塔』

知り合いの女性編集さんとの会話中で出てきたので。そろそろ読まなきゃな、と。太陽の塔 (新潮文庫)作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06/01メディア: 文庫購入: 74人 クリック: 444回この商品を含むブログ (733件) を見る ひさしぶりに…

川上未映子『乳と卵』

平成19年度下半期芥川賞受賞作文藝春秋 2008年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/02/09メディア: 雑誌 クリック: 5回この商品を含むブログ (31件) を見る乳と卵作者: 川上未映子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/02/22メディア: …

新條まゆが援護射撃

なくなったら、きちんと主張して、責任を問うべきですし、 手元にある著作物に対しても、きちんと自分で把握することが大事でしょう。 原稿紛失は大問題です。(すみません。当たり前だという声が聞こえてきそうなんですが) また、本当に泣き寝入りしてる作…

僕は音の住人なので、書き言葉は苦手

相手の言った言葉が、1度通り抜けて、反芻するように、2度目が再生されます。2度目の再生で言葉の意味を理解します。2度目が再生されているあいだにも、相手は次の言葉を喋っているので、どうしてもワンテンポずれてしまいます。「言葉の音」を「言葉の…

塾講師くらいが丁度いい。

彼女たちにとって、『いい学校・いい会社・いい人生』は客観的事実になってしまっているのだ。そして、これに反する事例は全て「物語」なのである。「物語」で「事実」を相対化することはできない。社会の中に「物語」でなく「事実」を見てしまったら、別の…

ウシジマくんの凄いところ

闇金ウシジマくん 11 (ビッグコミックス)作者: 真鍋昌平出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/04/26メディア: コミック購入: 10人 クリック: 63回この商品を含むブログ (35件) を見る いやぁ。すげーな、この漫画。 8巻と9巻読むと、フリーターになる気が…

はてなダイアリーやってたら女の子にモテたよー

やったー! はてなダイアリーやってたら女の子にモテたよー\(^o^)/ なんだかよくわからないけれどこのブログを読んで僕自身に興味を持ったという女性に会うことになったので何の気もなしに会ってみることにしたのは基本的にぼくが何も考えていないからで特…

ゲームはプレイヤーによって千変万化するインタラクティブメディアである―――「メタルギアソリッド4」『MGS4』

この記事は、極めて激しいネタばれを含みます。 メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット (スペシャルエディション)出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント発売日: 2008/06/12メディア: Video Game購入: 24人 クリック: 187回この…

これは全ての漫画家による、すべての出版社に対する代理戦争である。

しかしながら、法的な側面でみた場合、未だ漫画の原稿を「著作物」として扱われることはあっても、「美術品」として扱った前例がない。漫画の原稿の紛失については、数々の事例があるが、いずれも「美術品」としての損害賠償請求がなされたことがない。 その…

秋葉原通り魔事件で僕の思うこと

まずは先行文献から。 不安を解消しないままに分からないと留保をするよりは、分かりやすい解説を求めてしまうのが、ありがちな人間心理なのではないか。ニュース速報を眺める人の過半数は、不安を留保してまで容疑者心理に接近するよりは、分かった気分にな…

アフタヌーン2008年7月号の走り書き

3年ぶりくらいにアフタ買ったので走り書き。 げんしけん作者、木尾士目の新連載『ちごぷり』開始。今度は子育てがテーマ。絵柄が萌え絵になっててびっくり。くじあんを連想させるような。もちろん子育てなので、赤子はメス。母乳をあげているシーンもあった…

103万の壁をはじめて知る4年の春

なんか去年のバイト額が100万行ってたので、税金を納めなさいという通知がきました。いままで知らないで働いていたので、怖かったっす。 調べてみると103万までは「市・都民税だけかかります。」とのこと。怖いっすな・・・おいらは市民税と都民税で3400円の…

今怖いこと

普通の人生を送りそうで怖い。何もできないまま死んで行きそうで。 内定決まってっし。ラッキーじゃん。いや不幸だろ。なんだかんだ言ってふつーなワケ?何者にもなれないわけ? そんなんじゃ自伝書けないじゃん。なんか面白いことせにゃ。

米澤穂信『インシテミル』THE INCITE MILL 淫してみる

とりあえず僕は米澤が初めてでこの作品が米澤穂信作品の中でどういう位置づけかぜんぜんわからんので、理解力不足もあるだろうから他の人の感想も読んでみたいところ。 4時間で読了。面白く読みやすい。 絶妙なバランス。 西尾維新ほどぶっ飛んでいないキャ…

そろそろ卒論考えなきゃ

海原:「こんな論文で学位を取ろうだの、笑止千万だ!」(第6話:『油の音』) 上記のページは参考になります。理系チックだけど文系にも応用可能。 「身体性の獲得」でやろうか、という話が出た。アフォーダンスについては、先輩が先行研究していたのでパ…

洗練された様式美としてのマナー ずるく生きるための

いまだに思い出す、うちに来た営業の話。 いつもどおり居留守を使って、二階の窓からのぞき見した。じっと見ていると、いないと判断したのか帰ろうと手提げを持ち上げた。次の瞬間、彼は頭を下げた。深々と。門柱に向かって、誰もいないはずなのに。 それを…