りとすら

書きたいことがあんまりありません

生命保険高い

 日本の死亡保険は、平均寿命が世界一であるにもかかわらず、諸外国のそれと比較して2倍近く高額な商品となっています。
(中略)
 しかし、諸外国では保険コストのディスクロージャーがすすんでおり、保険商品購入時の重要な選択情報となっているわけですから、今後日本でも同様の動きが進むことを願います。


 最後に、米国で生命保険料のコスト開示が進み始めた1960年代に書かれた論文「生命保険における価格のディスクロージャー:生命保険市場における無知を氷解させる一つの方法として」(Joseph M. Belth教授)の一部をご紹介して終わりにしたいと思います。

 生命保険の保障の価格を測ることは難しい。


 これは生命保険契約が複雑であり、ほとんどの場合、必要なデータが容易に入手できないことによる。その結果、個人向け生命保険市場は価格について消費者の無知を作り出し、効果的な価格競争が行われてこなかった。


 多くの保険契約者は、ほぼ同等の保障のためにずっと高い保険料を請求されているという意味で、必要以上に高額な保険料を払ってきた。


 生命保険の価格競争を効果的なものにするためには、より厳格な価格開示を義務付け、これによって注意深い買い手が合理的な情報を持った上で、購入の意思決定ができるようにすることが必要である。

 Belth [1968]の論文要旨を翻訳したもの。
 なお、Belth教授はこの2年前の1966年にも”Price Competition in Life Insurance”(生命保険における価格競争)という論文を執筆している。
―――マネー - msn

 ディスクロージャー進むとすると、困るのは人権固定費が高い日本生保だな。生保レディが全滅する。
 ネット生保と外資生保だけ生き残れるから、むしろディスクロ進める動き起こしていくと面白い。