りとすら

書きたいことがあんまりありません

いまだからわかる。また会いたいという。

■[些事]また会う
会うかどうか分からない。会えるかどうか分からない。時間が経つほど会う確率・会える確率は減っていくような気がする。いつ会えるだろう、「また」はいつ来るんだろう。


なんて考え出すと、「また会いましょう」なんて気軽に口には出せないな。だからって、次に会う日を日時時間まで決めて別れるというのもあれだ。会えなければ会えないでしょうがないなと思う。会いたいと思っていればそのうち会えるんじゃないかな、ぐらいで。


でもやっぱり、また会いたいですね、不確かだけど、会えるかどうか分からないけど、またなんて信じてないけど。

 高校の友達とか、大学で出会った人とか、「またなんて信じてないけど」


 社会人になって生活が個人的な空間に回収されていく前にある、今現在だからこそ、また会いたい。
 村上春樹的な日常の閉塞感と、一筋の希望。
 浅はかだけれど、確かな願い。


 それは祈りに似ている。