りとすら

書きたいことがあんまりありません

こいつは割と好きだよ『グラスホッパー』

グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

 3タイプの犯罪者の書き分けが対照的で楽しめた。*1
 テンポにムラがなくて、伊坂幸太郎さすが!と思った。


 気に入ったのは危機管理のところの分節

まあ、大丈夫じゃねえか、って考えてるわけ。急に、大変なことにはならないだろう、って。
危機は段階を踏んで訪れると、思いこんでるわけ。
肺癌になるといわれても、煙草をやめないのと同じ

 気付いたらフリーター、ってことがあり得る世の中だから、みんなきちんと就職してくれ。と願う。

*1:僕は推理小説のなかでもいわゆるトリックものが大好き(館モノとか)なのですがね