- 作者: 篠房六郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/23
- メディア: コミック
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ツンデレ女子とガキ大将男子のイザコザをメインに、翻訳者としてのキャラ「カバ夫」を配置することで地の文を排しテンポの確保ができていて読みやすい。確実に展開力が上がっている篠房六郎であります。
子供のころの「好きな子に悪戯する男子」ってのは言ってみればツンデレじゃんか。という発見が面白い。
篠房六郎はギャグとシリアスの境界を限りなく行ったり来たりしている漫画家で、少年漫画のシリアスさのギャグさに自覚的だ。だからこそ、その行き来をコントロールして上手く調合できれば、もうちょっと売れる気がする。それこそ『テニスの王子様』や『バキ』のような。
古谷実のように作品ごとでの、漫画化としてのキャリアごとに、書き分けができれば苦労しないんだろうけど・・・
巻末のオマケ漫画はげんしけん特装版の漫画を収録。
で、同梱の同人誌を読んでいたんだけど、
篠房六郎のマンガで、今のオタクと昔のオタクの比較があって、
ちょっと同感した・・・
昔のオタクって、陰鬱としてて、ダークサイド背負ってるんだよね、
気付いたら、オタクだった。みたいな。選択できてねぇ。
俺かよっ!!っていうw
―――http://d.hatena.ne.jp/kazukan/20061227/1167231952
ま、今考えれば昔も今もオタクに差はないな。オタクの中での階層化が進んだってのが正解。
- 作者: 篠房六郎
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 篠房六郎
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*1:「べっ別に読んでくれなくていいんだからねっ!!!」と帯に書いてある