りとすら

書きたいことがあんまりありません

カラマーゾフ読了

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)

 途中で断念しながらも、半年ごしに今日、読了。
 書評は書けません・書きません。今のぼくには、この本の凄さは微塵もわからないからです。


 カラマーゾフの兄弟は「東大生が読むべき本」ランキングで1位に輝いているが、それはこれを読むことで「東大生的な知的特権階級に行ける」からという知的エリートの差別意識から来ているんじゃないかと誤読してみる。それくらいツマンナかった。罪と罰は面白かったんだけどなあ。
 読むことができない本を、あえて「東大」というタグをつけることによって、「東大」というブランドを利用しているんじゃないかという陰謀論
 それは背表紙が青ということで有名な!講談社学術文庫を本棚に並べる人間と極めて近しいメンタリティなんじゃねーかな。「俺はこんだけの知的レベル持ってるよ」みたいなことを口に出さずに伝える記号として、カラマーゾフの兄弟が使える。



 いつか素直にカラマーゾフの兄弟が読める日が来るかな。たぶん、こねーけど。