りとすら

書きたいことがあんまりありません

人事の都合

結局不合格だったのですが、1人の方が、自分の会社には合わないと思いつつも「君のスタンスはすごく良いと思うんだ」と言ってくれました。その会社の面接を受けたのは、まだ就職活動初期だったため、当時は「面接で落ちる=自分はだめ」と思っていましたが、その一言で、たとえ落ちたとしても、自分そのものを否定する必要はないのだと分かり、その後の面接はうまく行くようになりました。
―――http://cafe.enjapan.com/students/info/658

 就職をシステムとしてとらえた場合、しょせんはマッチングであって学生の優劣を決めるものではないという大前提を頭に入れておかないと、就職活動中に思わぬ精神的ダメージを背負わされることになる。
 例外は、webテストやテストセンター、SPIなんかで落とされること。これは準備不足が原因。性格診断テストっていうのはタイプが決まってて、セオリーどおりに回答していけば大丈夫!(これで性格診断というのだから笑わせてくれる)



 人事は、その会社の売上・利益に貢献できる人を採用したい。売上・利益というベネフィットを生み出すには、コミュニケーション能力、創造性、論理性など社会人基礎力はもちろん大事だけれど、その会社のカルチャーに合っているかどうかという情緒面が重要なのは言うまでもない。
 だから試験だけじゃなくて面接をする。仕事はテストなんかじゃない。泥臭い地べたをはいずりまわるような作業を笑顔一つで切り抜けていける人、口下手だけど堅実でしっかりしている人、そういう情緒的な側面が大事だ。


 嘘をつきとおしていくことで、大企業にすり抜けて入りたければそれでいい。でも、それだけで仕事を続けられるほど「日常」は甘くない。だから3年で3割が離職する。
 就職活動はうそをつかず、自分に自信を持って、マッチングという機能性にすべてを委ねてみる気持で挑むと楽かもしれない。*1

*1:マッチングが完璧に成立することはない。モニタリングギャップを解消することは不可能だから