りとすら

書きたいことがあんまりありません

あなたの漫画道を行くがいいさ

 貶すなとは言わないし、ぼくを崇め奉れとも言わない。でも最近のマンガは面白くないっていう人はちょっとだけでいい、作者だって人間だってことを考えて欲しいと思う。少しでも君が良いと思うマンガがあったら、出来るだけ大声で褒めて欲しい。せめて罵声と同じくらいのトーンで。

 
 あるマンガ作品が面白く化けるときは、決して「つまらない」という人が居たからじゃない。マンガ家なんてほとんど小心者だ。ぼくも含めて大抵の人は叩かれたら小さくなるだけで、面白くなることなんて無い。勇気をくれるのはいつだって認めてくれる人たちだ。

 
 その人たちのために、ぼくは今日もマンガを描く。
―――http://anond.hatelabo.jp/20071012010652

 日本橋ヨヲコの「G戦場ヘヴンズドア」思い出した。

「作者はとても強い思いを、とても不安定で危うい場所から発信していたんだって」
「私は素直にそんな人達を守りたいと思ってる」

 みんなからツマンナイって言われてるマンガばっかり読んできました。でも、作者近況欄に辛そうなこと書いてあると、困ります。*1


 あなたはせめて、ファンを信じ続けられますように。読者との信頼関係という神話を信じられますように。


 たぶんいつかはきっと、ファンに感謝できるはず。*2

*1:たとえば、豊田徹也『アンダーカレント』とか

*2:それは漫画家という職業の神話であって、たぶん仕事っていうのはそれぞれの職業ごとに信じていなきゃいけない神話がある。信じれなくなった瞬間、「第二段階」に進むことになる。