就職活動をするための予備準備として、ウェブの各所に登録した。
普段はまったく目にしない、
いろいろな情報が頭の中に入ってくる。
そこでよく見かけた、
「いまのうちにはじめよう!自己分析!」
に衝撃を覚える。
うかれたタイトルを前にして、
僕は何をしたいんだろうかと改めて思う。
夢だとか、将来だとかについて
まじめに考えたことなんてないのに。
いざ、
「あなたの将来は、もうある程度絞られてしまっているんですよ。」
と、当然のことを言われると、すごく怖い。
人間は平等だっていうのは、
嘘だってわかってたはずなのに、
いざ突きつけられた時の切迫感。
もう、選べない。
サラリーマンになって働くしか、残されていない。
そんな当然のことが怖い。
いまさら、甘ったれたこと言ってんじゃないよ。って自分でも思う。
でも、これだけは言いたい。
怖いんだ。
もうすでに自分の将来が時間制限とともに決まっていると思うと、
「自由なんてものは幻想に過ぎない」んだと
この年になって理解する。
そして、
個性だとか
自分らしさを追い求める人ほど
収入が低い相関関係があるらしいので
地道に「稼ぐこと」について考えなきゃいけない。
- 作者: 三浦展
- 出版社/メーカー: 光文社
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