りとすら

書きたいことがあんまりありません

佐藤友哉は進む。ぼくらを乗せて。

佐藤友哉著『灰色のダイエットコカコーラ』
著者:佐藤友哉さんよりコメントをいただきました!!
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著者:佐藤友哉先生よりコメントをいただきました!!
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『夢色の著者コメント』


佐藤 友哉と申します。
名前の読みは『ゆうや』であって『ともや』ではありません。今も昔も良く
間違えられるので傷ついています。
さて、幾度もの発売延期を乗り越えて、ようやく発売される『灰色のダイ
エットコカコーラ』ですが、お待たせした分、気合と手間は半端ではありま
せん。連載原稿の加筆修正はもちろん、同人誌版を完全収録、そして書き下
ろしによる完結編の枚数は200枚以上! フィーバー中の人間はスケールが
違いますね。
2002年にはじまった『灰色のダイエットコカコーラ』は、本になるまで5
年の歳月がかかりました。僕は現在26歳ですので、つまり人生の約5分の1
を、この作品に費やしたことになります。
みなさんが他人の人生の5分の1を見る機会は、そうないでしょうし、僕
が自分の人生の5分の1を見せる機会もまた、そうないでしょう。めったに
めぐり合えない奇跡と軌跡の小説、ぜひ体験して下さい。


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『灰色のダイエットコカコーラ』を5年間ぶん


2002年、文学フリマ史上に残る長蛇の列を記録した伝説の同人誌、『タン
デムローターの方法論』にて発表された表題作からスタートする一冊、それ
佐藤友哉さんの『灰色のダイエットコカコーラ』です。
本年度の三島賞を獲得し、波に乗る佐藤さんの記念すべき受賞後第一作。今
回はBOXではなく、ハードカバーの単行本での発売となります。この作品の完
成までには、実に5年という歳月がかかっています。これは著者である佐藤さ
んの人生の5分の1、担当編集者の僕の人生の7分の1を占めるという膨大な
時間です。
作者とともにこれだけ無数に試行錯誤をし、修羅場をくぐり、一冊の本を編
み上げていくという経験は、本当に楽しいものでした。ずっと待ち続けてくれ
た読者のあなたに、心からありがとうを言いたいと思います。


Everything is Boxed, KODANSHA BOX.
開けるのは“あなた”です。
講談社BOX編集長 太田克史

僕らは待ち望んでいます。佐藤友哉が戦場に帰還するのを。
ダイエットコカコーラがCDだとするなら、
ライブ活動もみてみたい。


観客はCDで魂を知り、ライブで魂を共有するものです。
結婚して日和ったとか、ホントになしだぜ、ユヤタン。マジでたのむ。
何かを書き下ろしていただきたいものだけれど。