いつもやさしく愛想よくなんてやってられないよ。
理由はかんたん。時間がないんだ。
ムーミンの原作を読んだ事がある人ならわかると思うんだけど、
俺は昔からスナフキンってキャラクターが大好きで、
自由人なんだけど、それでいて哲学家なトコが愛すべきキャラだった。
「大切な思い出は喋らない方がいい。喋ると薄れてしまうから」
という内容のセリフを喋っていたのもスナフキンだった。
昔から俺は余計なことを喋りすぎてしまうトコがあって、
そこだけは直しようもない気がするんだけど、
人と会話をつないでいくに当たって
何を喋っていいのかっていう尺度が壊れてしまっている気がする。
それは喋っていいことじゃないでしょ、って
それは人に話すことじゃない、って。
いっつも誰かに怒られてる気がする。
コミュニケーションが下手なのは
もう諦めが付いているけど
肯定的な人間であろうと、いつも思っている。
たとえプレゼンが下手でも
雰囲気で同意して。
そういった生き方を模索して
空気を漂うんだと思う。
で、明日から各駅停車で九州の旅10日間に出発してきます。
何か見つめなおす時期に来ているんじゃないかと。
「そうですね・・・酷い道とか、厳しい天候とか、
長くシャワーが浴びられないとか、さっき話した食事のこととか、
いろいろ不便なことはありますけど、一番ボクが厄介だと思うのは----」
「思うのは?」
「生きてるいる人間です。」
キノの旅〈10〉the Beautiful World (電撃文庫)
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