りとすら

書きたいことがあんまりありません

歳を喰った

恥の多い生涯を送って来ました。
自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。


ただ、一さいは過ぎて行きます。
自分がいままで阿鼻叫喚で生きて来た所謂「人間」の世界に於いて、
たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけでした。
ただ、一さいは過ぎて行きます。

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))

即時的な楽しみの後には
確実に日常が帰ってくる。
終わらない日常。
いつかおわる日常。



宮台真司は僕らの世代を
「まったり」できる世代だと言ったが、
だからなんだ。


これが、
現実って
やつか。