りとすら

書きたいことがあんまりありません

「渡邉美樹」という思想

実はワタミの社長がウチの大学のOBなんだけど
火曜日に講演会があったので行ってみた。


いつもどおり、「ちょっとモチベーション上げよう。」
ぐらいにしか考えていなかったんだけど
かなり得るものがあってかなり心を動かされた。
(俺がこんなに他人をベタ褒めするのは
ありえない話ではあるんだけど
事実、涙が溢れそうになってびびった。)

明治っていいよね。
そこまで頭よくないトコが。
いやぁ、いま教育再生会議
東大の官僚とかと話をする機会が多いんだけど、
なんか人間味が少ない(笑)

と切り出された話はとても真実ばかりを突いていて
俺は反論の余地がなかった。


彼は正しいことしか言わないし
本音だとか建前だとかを全て無視して発言をしていた。
それはとても強くて、美しくて、カッコよかった。


略歴↓

10歳のときに最愛の母と死別。
同年、父の会社を整理(事実上、倒産)。
「社長になる」と決意。
そのとき以来、人間は何で生まれてきたのか
何で生きているのか考える。


大学のとき日本一周、世界一周旅行をする。
旅先のニューヨーク、ヴィレッジにおいて飲み屋に入る。
そこで、人種の坩堝のなか全ての人が幸せそうに過ごしているのを見て
飲食をしようと決意。


大学卒業後、一年間会計を勉強。
その後の一年間で佐川急便で一日20時間労働をし
当時の資本金最低額300万を貯める。


・・・以下略。(波乱万丈!!)

彼の思想は10歳の時から問われ続けている強固なシロモノで
「人間は何のために生きているのか」という原初的な問題を問い続けたものだった。


高校のときの政経の先生に言われたんだけど
「ドラ息子」という枠に囚われているだけで社会を知らない。
それが俺らだ。
それに比べて、はるかに分厚い人生経験を持っている人間のいうことは
確実に説得力を持って迫ってくる。


彼の持論は
●言い訳や逃げを一回でもしたら、もうダメだ。
●人間は人間性を高めるために生まれてきた。
●総論を各論を別にするな。(「もちろん〜だけど、私は〜だ」という話)
●カッコよく生きろ。
●時間は奇跡を起こす。
●ユメに日付を。


ハードな思考は強度を持つ。