りとすら

書きたいことがあんまりありません

「アイ・ロボット」を観て

ヒマができたので個人的に気になっていた「アイ・ロボット」をツタヤで借りてきた。

[観る前の印象]
ロボットモノが好きで一番好きな映画のシリーズが「エイリアン」というキワモノの友達が
「俺は結構好きだったよ」と言っていて、同じロボットモノ好きとして是非観ておこうと思っていた。
せっかくなので、注意深く予告編を観てみたりしたが感じたのは
1「ロボットの顔がキモイ」
2「ウィルスミスを前面に押し出すとコケそう」
だった。

[鑑賞後]
ロボットモノ好きにはありふれたネタばっかりだったので、何の驚きもなかった。
むしろ士郎正宗の方が、この映画作る数年前にもっとすごいもの作ってたよ!!」
と突っ込みたくなってしまった。
それはさておき。

あらすじネタばれ注意
時は2035年。ロボットが町中にあふれかえってる時代。
ウィルスミス演じる主人公は大のロボット嫌い。
久しぶりに警察官として職場に復帰するも、ロボットに対してのバカな行動に
上司の警部補(FOXのボストン・パブリックで校長役の俳優)に呆れられてしまう。
ロボットには三原則(SFの巨匠アイザックアシモフの小説のネタ引用)が適応されているから
ロボットが人間のためにならないことをするはずがなかった。
そこにひとつの事件が舞い込む。
ロボテクスの権威である研究者が飛び降り自殺をしたというのだ。
飛び降りた部屋は密室。いかんせん事件の匂いが濃くなってくる。
部屋に入ると、スクラップ内にロボットがいったい紛れ込んでいて
逃走をはかる。逃げるロボット、追う主人公。

主人公は何故ロボットに不信感を抱くのか?
逃げたロボットはいったい何者なのか?
博士は本当に自殺なのか?
ロボット製造会社の社長の思惑とは一体?

事件は主人公が何度もロボットに襲われる形で進行しつつ
名探偵推理形式で進んでいく。
ワトソン役には綺麗な女性が付く。

というお話。
[感想]
敷き詰められたガジェットはロボットネタ好きな人間にはありふれたものであるが
「ロボットって何?」と言う人には入門編としてオススメしたい。
「ロボット3原則」「陽電子脳」「マイクロマシン」
「ロボットの暴動」「近未来SFの都市設計、車設計」
など、ネタには事欠かない。しかし、ロボットマニアの人には(SFミステリマニア含む)
どうしても先が読めてしまい、いまいち楽しめないのが難点。

[ポイント]
感心した点は「ワトソン役の人の髪型の変遷」
はじめは「スタートレック」にでも出てきそうなロボロボしい(?)髪型、服装だったのが
終盤になるとがらりと人間的になるところ。
監督の手腕が唯一光ったところであると思う。

また、逃走するロボット名がサニーっていうのも感心。
ソニーもじっちゃったよ!!

ていうかウィルスミス使わない方が全体のバランスが取れたよ。
あと、ロボットデザインを工夫しようよ。

ロボットモノではやはり「イノセンス」「アップルシード」が上です。
ヒューマンドラマとしても。