りとすら

書きたいことがあんまりありません

新ためてイノセンス

最近、検索ワードでイノセンスで辿りつく人が多いらしく、
今一度イノセンスについて考えてみようと思う。
サブテキストナシで。

まず第一にイノセンスの持つ性質について。
イノセンスはオシイ監督の趣味が100㌫詰め込まれたある意味趣味のようなものである。
・製作期限はないものと考えて良いので、アレで完成作と見ていい
・原作の縛りは多少あるが、気にしなくていい。大体、球体人形なんて出てこないし。

この三点からみても、オシイという一個体の趣味を100㌫反映した作品である事は間違いない。
昨今のアニメはいろいろな制約があるので、これは画期的なことだと思う。

そこで第二にオシイとはなにか?である。
これまでのオシイ作品には
うる星やつら ビューティフルドリーマー
「アヴァロン」
とがある。
まぁコレしか自分見たこと無いんで。だって、17歳ですよ、自分。
と、言い訳はコレくらいにして、

オシイは「現実と仮想空間がわからなくなる作品を好む」ということが言える。
また各作品には「オシイ自身の分身としか考えられない妙なキャラが存在する」ことである。

この二台性質はイノセンスにも継承の跡が見受けられる。
1、メインストーリーには必要のないであろうキムの屋敷でのトグサの錯綜っぷり
2、ハラウェイ、キムのキャラ

でもイノセンスにはコレまでにない点がある。
オシイ自身、アヴァロンで散々虚構と現実の境界線について突き詰めてしまったためかもしれないが、
イノセンスでは徹底して人形。」である。

・・・
もう時代錯誤も甚だしいが、ちょっと時間がたってみると球体人形の魅力がちょっとわかってしまったような感があるので怖い・・・
なんか、“えろす。”を感じる・・・


まぁなんだかんだ言って結論は、
オシイの趣味が惜しみなく注ぎ込まれていて、1にも2にも人形人形人形人形人形人形人形人形人形である。

隠し味は犬。なのは言うまでもない。

続く