りとすら

書きたいことがあんまりありません

久しぶりに「クビキリサイクル」を読んで

久しぶりに読んでの多少客観的な評価
と言うより分析

・技
同意味の単語の羅列
(文字どおり。)

昨今のオタクを意識したキャラ設定
ライトノベル扱いの原因、西尾の趣味だと思われる)
例:「うにー。」

読者を煙に巻くラスト
(最近の流行りで他の本にも言える事、ニヒリズムの極み)


・西尾の思惑
主人公を「戯言遣い」にする。
(普段、西尾が感じたり、考えたりしたことを代弁させ、
周りのキャラも、それに同調させる。
言葉尻で「戯言だけどね。」
と、濁しが入るとか。
これは本の全体の構成、主人公のキャラによるものと、
西尾自身が「現実なんだけど、考えたくない」と思っているのと関係がありそう。)

超越したキャラたちの饗宴
(ラストノベル扱いの原因、あまりに極論。
これも西尾の心理が関わっていそう。)


・一番の問題点
何も考えずに読んでいると、
主人公のあまりの壊れっぷりに当惑する。
ていうか文字通り屑野郎。

主人公キャラが曖昧でとらえきれない
(シリーズものの宿命か?)